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イベントレポート(~2014年度)

2011年3月30日

<2011.2.15開催>グローバル・サービス・フォーラム「第3回グローバルサービス実践研究会」

 平成23年2月15日(火)、グローバル・サービス・フォーラムの活動の一つとして、第3回グローバルサービス実践研究会を開催しました。本研究会は、参加企業の個別具体的なグローバル化の課題や実践方法に関して深く議論・検討を行い、経験を共有することで、グローバル展開のための実践的なアクションプランを各社で策定することを狙いとしています。

サービスマネジメントとそのグローバル化に詳しい一橋大学大学院の藤川准教授をコーディネーターに、海外市場への進出先行企業をアドバイザー企業としてお迎えし、さらに経済産業省とJETROからもご出席を頂いて、グローバル展開における失敗の回避とその克服、規制緩和等の通商分野における具体的要望などを議論・検討してきました。
 

第三回研究会の模様
【第3回研究会の模様】

第3回は、「グローバル展開における現地パートナーの選定と協働」をテーマとして開催しました。先進事例としてLimited Liability Partnership エクソフォン’10パートナー(元 伊藤忠商事 審議役)の石岡 徹氏より、中国市場を事例に、海外市場参入時の現地パートナー選定の重要性とそのポイント、現地パートナーとの協働時のあるべき姿や経営スタンス等について、豊富な経験事例を基にご紹介頂きました。
 
石岡氏は、「パートナーの選定と協働」におけるポイントとして、
    グローバル展開の「目的」は何かをベースに、パートナー選定の基準をしっかり考えなければならない。パートナー選定と協働は、目的達成のための手段であり、パートナーがそれぞれ発揮できる機能によって選定されなければならず、憶測や過度の期待感で選択されるべきではない
     協働による変化を恐れず、挑戦し続けることによって常に優位性を保つことが必要。優位性を生み出すためには、自社、相手、そして現地を知ることに尽きる。
     パートナーに対して猜疑心ばかりではリスクも漠然としてしまう。パートナーとの信頼関係を積極的に構築しようとすることで、リスクが具体的になる
などを挙げられました。
 
このプレゼンテーションを受け、事前に各参加者に準備頂いた課題シートにもとづき、グループディスカッションが実施され、実践に向けたアクションの検討が行われ、サマリーセッションにおいて、検討内容が共有されました。参加者間では主に「優位性を生み出すための諸施策」について検討が行われ、石岡氏のモデレートによって、「グローバル化の目的に常に立ち返ることの重要性」や「パートナーに対する疑心暗鬼に陥らないためのリスクマネジメントの必要性」などが、参加者間の経験と共に共有されました。
 
 当日のまとめとして、コーディネーターの藤川准教授からは、「自立している企業であるからこそいいパートナーが見つかる。自立をするためには常に優位性を保つ努力をすることであることが、石岡さんの話からよく分かった」とのコメントを頂き、第3回研究会は閉幕しました。