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ハイ・サービス日本300選

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株式会社ナレッジクリエーション(第8回受賞企業・団体)

受賞の観点

サービスの高付加価値化

バリアフリー製品にユニバーサルデザインを取り入れて、サービスの提供範囲を拡大

URL http://www.knowlec.com/ 
業種 医療・福祉・子育て
所在地 神奈川県
事業概要 「vds」などユニバーサルデザインの製品の開発・サービス提供
市場特性 ニッチスペシャリスト型
業態特性 ハイバリュー型
取引特性 BtoB型
環境特性 広域サービス型

提供サービス

バリアフリー、ユニバーサルデザイン製品の開発・販売およびサービスの提供を行う。文字が読みづらい弱視者や高齢者、文字を読むことが困難な人、漢字が読めない外国人などを対象に、サイトのテキストを読み上げる【vds】(Web合成音声配信システム)を開発し、「企業や施設」と「エンドユーザー」のコミュニケーションの充実に寄与している.

ハイ・サービスのポイント

同社の強みは、CSR的な意味合の強いバリアフリー製品に、既存の技術を利用してユニバーサルデザインを取り入れ、視覚障がい者のみならず、高齢者や文字が読みづらい人など向けに、サイト閲覧時に音声で補助するシステムを次々と開発・販売してきた点にある。読み上げの誤読に対しては、誤読に関心がある2,000ユーザーを確保している強みを活かし、誤読例を集め、改良することで日本語の読み上げ精度を高めている。



  • 収益性を考えれば、バリアフリーよりもユニバーサルデザイン(多くの人に利用可能であるように、最初から意図してデザインすること)が有利となる。ユニバーサルデザイン商品であれば、健常者でも使いやすく、より良いサービスが提供でき、企業の競争力にもつながると考えた。

  • 視覚障がい者、視力の弱い人、高齢者……というようにバリアフリーのコンセプトをユニバーサルデザインへと拡大することで、誰にでも使いやすい製品を開発し、改善を繰り返していくことで、販路・ユーザーを拡大できると考えた。

  • 設立時は、点字キーボード「ブレッキー」を企画・販売した。これはバリアフリー製品だったが、視覚障がい者がPCを使用し、社会参加するために役立つ機器として広く認められた。

  • ユニバーサルデザイン化されたスクリーンリーダー「xpNavo」を開発・販売した。音声合成ソフトウェアを搭載し、サイト閲覧者がテキスト文字を選択すると読み上げるもの。

  • 紙文書(活字)をスキャナで取り込みデータベース化するOCRシステムからヒントを得て、既存の技術を活用し、また、できるだけ資金をかけずに「よみともライト」と「vds」を開発した。テキストを読み上げるソフトウェアは従来からあったが、肉声と変わらない高音質な音声で読み上げるため、多くの人たちが違和感なく利用できるようになった。

  • 「パソコンがきれいな音声でしゃべるんです(通称:しゃべるんです)」は、ホームページ・メールなどの文書をマウスで範囲を指定して「読み上げボタン」を押せば、その内容を読み上げると言うシンプルな仕組みとなっている。

  • 「vds」サービス提供を開始した。サイト運営者が「読み上げ」機能を実装できるサービス。サイトの閲覧者は、特殊なソフトウェアを導入することなく、サイトを「聞く」ことが可能になった。

  • 「vds」が読み上げるときに漢字・固有名詞などの誤読の問題が発生しているが、2,000件を超えるユーザーから誤読例を集め日々読み上げ精度の向上に努めている。例えば、「英雄」と言う漢字は「えいゆう」とも「ひでお」とも読める。「最上」は「さいじょう」であり「もがみ」でもある。地道な作業であるが、日本語読み上げの精度を高めるノウハウを日々蓄積している。また、常に音声辞書の追加・削除を行い、利用する文書によって音声辞書を入れ替えて対応している。これらの作業の蓄積が全製品、全サービスの改良・開発に役立っている。

  • 「vds」サービスは一度仕組みさえ作ってしまえば、常に新しい情報を読み上げるので余分な手間がかからない仕組みである。価格はサイトの規模によって1万5,000~6万5,000円の範囲。

  • 「vds」の導入により病気や障害によって「読むことが面倒な人(老眼・外国人・漢字が読めない外国人や子供達・失読症の方など)」が、簡単にサイトを閲覧することができるため、今必要な情報をすぐに得ることが可能となった。さらに、サイトを運営する企業側は、CSRとしてPRができる上、PVや滞留時間が増加し、マーケットが広がった。

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