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ハイ・サービス日本300選

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株式会社とみうら(第6回受賞企業・団体)

受賞の観点

サービスの高付加価値化

地域の資源活用と連携によるオリジナル商品の開発で集客をアップ

URL http://www.biwakurabu.jp/ 
業種 観光・宿泊・リゾート
所在地 千葉
事業概要 特産品の加工・販売・卸、観光農園
市場特性 ニッチスペシャリスト型
業態特性 ハイバリュー型
取引特性 BtoC型
環境特性 広域サービス型

提供サービス

道の駅・とみうら「枇杷倶楽部」の売店や喫茶店などの営業、商品開発、観光客の誘致などを行う。特産の「房州びわ」の出荷規格外品を使用したジャムやスイーツなど40を超えるオリジナル商品を開発し、販売。また食事・味覚狩り・農業体験などの集客を図る「一括受発注システム」の構築などで、観光客を誘致している。 

ハイ・サービスのポイント

食事や味覚狩り、花摘みなどを一括して受注する集客交流モデル「一括受発注システム」の開発により、日帰り観光バスや個人観光客を誘致。また特産品であるびわの出荷規格外を活用した商品開発・加工事業に取り組み、地域の活性化にも貢献している。



  • かつては海水浴場で非常に賑わい、民宿の発祥地とも言われた旧富浦町であったが、高齢化と過疎化に加え、最大の課題が観光客の減少であった。夏季集中型の観光モデルから、年間を通して観光客を誘致する必要があったことから、町の全額出資により第3セクター「株式会社とみうら」を設立し、1993年、道の駅・とみうら・枇杷倶楽部を開設。農家・商工会との共存共栄のために、観光客誘致に重点を置いた。

  • びわの生産量の約3割は出荷できない規格外品で廃棄していたが、同社は湿度を保つ冷蔵庫の実証実験に取り組む東京電力と東京電機大学と協力し、出荷できないビワを集荷、「ウエットエアークーリング」という技術を使った冷蔵庫に保存し、加工びわから新商品を開発することに成功した。その結果、2月、3月の花摘みの季節、8月の海のシーズンなど、観光客が非常に多い時期にも、大量に商品を製造販売できるようになった。

  • 同社では農場部を持ち、地域の農家とともに体験型観光農業のメニューの提供を行っている。体験型観光農業は、カーネーション、食用菜の花、ポピー、キンギョソウ、ストック、スターチスなどの花摘みと、イチゴ、びわ、ブルーベリー、メロンなどの果物狩りがある。単体の事業としては赤字だが、土産店での小売と組み合わせて、収益維持に取り組んでいる。   

  • 文化事業の振興にも注力。NHKの人形劇で著名な伊東万里子氏が富浦に稽古場をつくったことをきっかけに、富浦町を中心に人形劇のフェスティバルを開催。また道の駅で開催する「枇杷倶楽部茶論(さろん)」は地域の人々の活躍する場として提供。収益目的ではなく、多くの道の駅の中での差異化点として文化事業を位置づけている。

  • 観光会社や地域の農業・商業・工業関係者と連携して、食事や味覚狩り、花摘みなどを一括して受注する着地型の新しい集客交流モデル「一括受発注システム」を開発し、年間を通じた日帰り団体バス誘致を成功させ、地域に経済効果を波及させている。

  • 1994年の利用者22万人から、1997年のアクアライン開通が追い風となって個人客の利用が増加し、1998年以降は毎年60万人前後の利用者が訪れている。

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