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イベントレポート(~2014年度)

2011年1月31日

<2010.12.20開催>グローバル・サービス・フォーラム「第2回グローバルサービス実践研究会」

 12月20日(月)、第2回グローバルサービス実践研究会が、渋谷の生産性ビルで開催されました。SPRING会員やグローバル化に取組む企業の経営者の方々を中心に、総勢20名にご参加頂きました。本研究会は、個別、具体的なグローバル化の課題や実践方法に関して経験を共有し、深く議論・検討を行うことで、グローバルサービスのアクションを創発することを狙いとしています。
 
実施においては、サービスマネジメントとそのグローバル化に詳しい一橋大学大学院の藤川准教授をコーディネーターとして、海外先行企業をアドバイザー企業として、さらに経済産業省とJETROの方をお招きし、グローバル展開における失敗の回避とその克服、規制緩和等の通商分野における具体的要望などを議論・検討いただきます。
 
 
【第2回研究会の模様】 
 
第2回は、「グローバル化に求められる人材マネジメント」をテーマとして開催しました。導入プレゼンテーションとして、藤川准教授より、「脱コンテクスト化」と「再コンテクスト化」を行う個人能力と組織能力、それを育成・強化する仕組み、つまり「イノベーションの源泉と人材を世界に求めるグローバリゼーション」の必要性、といったポイントを紹介頂きました。
 
続いて、先進事例として「中国進出戦略 グローバル化における戦略的な人材マネジメント」について、保聖那人才服務(上海)有限公司(パソナ上海)の陳 大立氏より、中国市場の急速な拡大に対応が遅れる日系企業とその原因、日本企業の中国進出に問題が起きやすいその理由、日系企業を強くする人材マネジメント戦略と具体例などについてご紹介頂きました。
 
プレゼンテーションの中で、陳様からは中国市場の急速な拡大に対応が遅れる日本企業の構造上の問題として、

・本社の中国戦略が不明確で、対応が後手にまわることが多いことから、苦戦を強いられる

・昨今、上昇率が高い中国の人件費の実態を把握していないため、能力の高い「人財」を逃してしまっている

・現地責任者の苦労に対する本社の理解や有効的なサポート体制が整っていない

・問題が起きると現地責任者が全責任を取らされ、根本的な改善になっていない

 
の4点が挙げられました。
 
また、陳様からは、中国における人材マネジメントにおいて特に注意すべき点として、
 
・「郷に入れは、郷に従う」は中国での人事・労務管理の鉄則
・中国は、地域によって文化や商習慣が大きく異なる。
・労働紛争を避けるためには、現地スタッフの出身地に注意すべき
・採用においては、給与の設定、現地の賃金相場の理解、スタッフとの交渉に要注意
 
との3点を挙げていただきました。
 
これらの講演を受け、事前に各参加者に準備頂いた課題シートにもとづき、グループディスカッションが実施され、個別具体的な実践に向けたアクションの検討が行われ、サマリーセッションにおいて、検討内容が共有されました。第3回は2月15日(火)、「事業展開を成功に導くパートナーとは」をテーマに開催する予定です。
 
本研究会の詳細については、下記よりパンフレットをダウンロードして下さい。