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書籍紹介

2014年10月21日

『無印良品の、人の育て方-“いいサラリーマン”は、会社を滅ぼす』

 「あいつを異動させると、お客さんが困るからなあ。それに、この仕事はあいつにピッタリだし」..会社と本人のためを思って、エース級社員を手元に置いておくことが、実は会社と本人のためにならないことに気付いていますか?

著者は、前著『無印良品は、仕組みが9割』で、同社V字回復の立役者となった2000ページのマニュアル「MUJIGRAM」の威力を余すところなく語っていますが、続編となる本書には、良品計画の人づくりの哲学とノウハウが凝縮されています。良品計画の人づくりの根本は「人材育成」ではなく「人間育成」です。目指すところが人間育成だから大胆な人事異動を行います。人は、新しい仕事に挑戦し「何とかする」力を身に着けることで、人間として大きく成長することを心から信じているからです。もちろん、未知の職場に放り込まれてもやっていけるように、「MUJIGRAM」その他の仕組みが整えられています。我が社は「人が育たない」「簡単に辞めてしまう」と嘆く前に、一度繙いて欲しい一書です。


  松井忠三著 / KADOKAWA/角川書店
  http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321310000105